こんちには。恋愛相談サロンみかろんのセラピスト大木澪佳です。

飲みながらカウンセリングってどうなの?
カウンセリングでそんなことしていいの?
カウンセリングの教えに反していないの?
キャバクラ、ガールズバー、ホストクラブと変わりないのでは?

とかとか、カウンセラーとしてあまりしてないことを始めると、色々と批評されるものです。
(批判されると、よりモチベーションのあがる私です)

そもそもカウンセリングの定義って?
「カウンセリングとは言語及び非言語コミュニケーションを通して他者の行動変容を試みる人間関係である」
心理カウンセリングでは
「問題を抱えている人に対して、人間が持っている成長力を活用し自立解決に向かうことを援助する過程である」ことをいいます。

ここで大事な事は、➊関係性の構築、➋目的を見失わないという事です。

➊ 関係性の構築

セラピストとクライアントにおける関係性です。

例えば、大木さんのセラピーを受けて、彼(彼女)とうまく付き合う事ができますか?
私が、「はい、私のセラピーを受けることで、あなたは彼(彼女)と結ばれます」
と言ったとしましょう。

これでは依存関係がうまれます。セラピストが私のことをよくしてくれる。よく導いてくれる。という関係性です。
自分で主体的に行動できない、人頼りになることを助長します。

悪徳とはいいませんが、占い依存にさせる占い師、占い依存になってしまう方に多い傾向です。

心理カウンセリングの定義に戻すと

「問題を抱えている人に対して、人間が持っている成長力を活用し自立解決に向かうことを援助する過程である」
本人が決断し、主体的に行動できるように促すのがカウンセラーの役目です。

大木さんのセラピーを受けて、彼(彼女)とうまく付き合う事ができますか?
例えば、私はこう言います。

「私がうまく付き合える様にするものではありません。私のいう通りにすればうまくいくものでも決してありません。
うまく付き合える様になるとすれば、それはあなた自身がそうしていくのです。
そうするのはあなた自身で、あなたがよりうまくいくように、あなたの中で何を起こしているのか、どうあなたが決断し、主体的に行動するのか、そんなきっかけになるサポートをさせていただきます。」

本人が決断する。という事に関して、よく依存させるテクニックとして、ダブルバインドの問いかけをします。
例えば、これか、これ、どちらにしますか?
といった問いかけです。
クライアントは選ぶだけですが、自分で選択している(自分で決めている(決断している))と錯覚し、自分で決めている訳でもないのですが、自己承認感を抱くのです。セラピストからすると誘導しているのです。依存関係をつくっているのです。
(依存させる手段や依存しやすい方の傾向など後々記事アップします。)

では、キャバクラ、ホストクラブではどうでしょう?
そもそも、行く目的から違うかもしれませんし、全ての人ではありませんが、中には入り浸ってしまい、疑似恋愛で経済的にも時間的にも浪費する人がいるのは事実です。

当サロンの飲みながらカウンセリングでは、心理カウンセラーが対応し、依存関係にならない関係性を構築しています。

➋ 目的を見失わない

カウンセリングにおいて、大切なことは、クライアントに向き合うということです。
関係性構築の有り方は、クライアントの問題解決の自立解決を促す支援の目的の前提になりますが、クライアントの為といいながら、どうリピートさせるか、どう依存させるかと営業第一になっているところもあるようです。

依存させる。という仕方の点では、
1つ目は、依存関係を構築することです。これは➊の関係性構築のお話したように
何かあったら私のところにきて、迷ったら私が選んであげる。という関係性を構築するよう、人頼りにさせることで、リピート、依存させることです。

2つ目として、親密な関係を構築することです。
セラピストが心を打ち明ける。例えば、「昨日、転んでけがしちゃったの」「この前、コンサートいってきて…楽しかった」など。特に、男性、女性では、カウンセリングの場でありながら、セラピストから気持ちを打ち明けられることで、親しみや中には恋愛感情にも発展しかねません。
また、セラピストとクライアントの立場が逆転することもあります。
この様な関係を、通常のカウンセリングといいながら、意図的にしているセラピストもいるかもしれません。

依存させる訳ではありませんが、営業的にリピートさせることもあります。例えば、終盤にきて、心理検査をホームワークとして提示し、次回もってくると、結果は更に次回フィードバックする。とするなど。クライアントの負担が少なく、効率の良いやり方はあるのです。心理検査はフィードバックを早くした方が、その結果を踏まえて活かせるため、早くすべきです。
しかも、合意をしてからではなく、合意することもなく、次回も予約をする前提で、話しをすすめるのです。

当サロンの飲みながらカウンセリングでは、この様な関係を築くものではありません。あくまでも心理カウンセラーとしてクライアントの気持ちに寄り添ったカウンセリングをしております。又、カウンセラーがお酒が入ることで感情的な振舞をすることはありません。その点もわきまえたカウンセラーが対応しています。

場所がお酒の場であろうが、一般的な場であろうが、セラピストがクライアントに関わる姿勢がどうあるかが問われるものと思います。

大木澪佳

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